勝てる志望動機の作り方

面接で聞かれることはほぼ決まっている。

志望動機はその典型で、この準備の完成度が合否を明確に分ける。

 

しかし、これを上手に伝えることができる人は少ない。

その結果、転職希望者は見えないところで差をつけられ、不採用となる。

 

志望動機は、100%ポジティブな内容であることが理想的。

そこで紹介したいのは、新しい視点から見た志望動機の作り方である。

 

面接でよくある失敗の傾向と対策

志望動機の伝え方は、合否の重要な分岐点になる。

その傾向と対策について解説しよう。

 

よくある失敗パターン

転職を始めるきっかけは、業務内容や人間関係の不満などのネガティブな要因であることが多い。

このため、真面目で素直な転職希望者ほど、志望動機として現職に対する不満を正直に答えてしまう。

しかし、これでは内定獲得は難しい。

 

ネガティブな発言は、聞き手にネガティブな印象を持たせることになる。

この印象を覆すことは困難で、そのあとにどんなフォローをしても一度付いてしまったイメージを挽回することはできない。

 

結果はもちろん、不採用の可能性が高い。

 

勝てる志望動機とは

このような事態を引き起こさないためには、そもそもネガティブな要素を志望動機に含めなければいいのである。

 

そうすれば、聞き手に一切の違和感を与えることがなく、突っ込みどころがない。

「こいつ、また転職したいとか言い出すんじゃないだろうな?」という疑念が生まれるスキを与えない。

 

こちらが明かさない限り、存在しないのも同じ。

わざわざネガティブなことを言う必要はない。

 

勝てる志望動機の作り方

志望動機の内容は、ネガティブな要素を含まないことが重要。

それでは、100%まじりっけなしのポジティブな志望動機の作り方を解説しよう。

 

勝てる志望動機を作るポイント

 

・ポイント① 応募企業から逆算して作る

応募する企業に内定することで、自分の夢や目標が実現するストーリーに仕立てる。

 

・ポイント② 価値観や仕事観

応募する企業を選ぶための価値観(やりがい)や仕事観(働くことことの意義)を示す。

 

・ポイント③ 現職を選んだ理由

ポイント②の価値観や仕事観が、現職を選んだ理由や現職を続けている理由になっている。

 

・ポイント④ 対等な目線

「どうか雇ってください」という下からの目線ではなく、「一緒に頑張りたい」「協力してほしい」という対等な目線を持つ。

 

以上の4つのポイントさえ押さえれば、志望動機は自動的にポジティブな内容になる。

 

勝てる志望動機の例

 

・成長パターン

私はこれまで○○の仕事に〇〇年携わってまいりました。

その中で、△△できることは私にとって大きな喜びであり、最もやりがいを感じる瞬間です。

御社は○○の高い技術と社会的影響力を持っておられます。

私はこれまで培った○○の知識と経験を活かし、△△を通してより社会に大きく貢献したいと思い、応募しました。

 

・分岐パターン

私はこれまで○○の仕事に○○年携わってまいりました。

その中で、□□という経験をしたことで、○○よりも△△という形で社会に貢献したいという思いが強くなりました。

そこで△△業界のトップランナーである御社のもとで働きたいと思い、応募しました。

 

・継続パターン

私はこれまで○○の仕事に○○年携わってまいりました。

私はこの仕事にやりがいと誇りを感じていたのですが、社内の事情により○○は業界から撤退することが決定しました。

そこで私は○○の仕事を今後も続けたいと思い、これまで培ってきた知識と経験を生かせる御社で働きたいと思い、応募しました。

 

・夢の実現パターン

私は以前から○○の仕事に興味を持っていたのですが、就職がかなわず現職を続けてまいりました。

この度、御社が求人を出していることを知り、改めて夢の実現のために応募しました。

 

聞き手の印象

以上のようなネガティブな要素を含まない志望動機は、聞き手に次のような印象を与えることになる。

 

・説得力

ネガティブ要素がないために突っ込みどころがなく、聞き手にダイレクトに意思が伝わる。

 

・向上心

未来志向のストーリーになるため、積極的な姿勢と前向きな気持ちを持っていることが伝わる。

 

・一貫性

やりがい、転職の必要性、応募の理由の3つが一つの価値観で統一され、言動に一貫性が生まれる。

 

このように、ネガティブ要素を含まない志望動機を作るだけで、自分を明晰で積極的な人間であるとアピールすることができる。

この良い印象が、最後の最後に合否をひっくり返したり、ライバルに差をつけることになるのである。

 

おまけ

100%ポジティブな志望動機が効力を発揮するのは、面接の現場だけではない。

実は意外なところでも有効になる。

 

例えば、退職の意思を上司に伝えるとき。あるいはパートナーに伝えるときである。

 

どちらのケースも、未来に対する希望を語り、転職の必要性を訴えれば、それを聞い人はその勇気ある判断を引き留めにくい。

むしろ、応援してくれるかもしれない。

 

このように、転職の意思を伝える相手が誰であれ、その理由が現状に抱く不満の解消ではなく、未来に向かう前向きな気持ちに基づくものであれば、相手を説得しやすいのである。

 

人は希望を熱く語る人に弱い。

ポジティブな志望動機は、万人に有効なのである。

 

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